たくさんある山形市の企業の魅力を、そこで働く若手社員が生き生きと活躍する様子を通じて、広くご紹介します。
▼株式会社ヤマコー
本木 寧々(もときねね)さん
株式会社ヤマコーは、山交バス株式会社、山交観光株式会社をはじめとする「ユトリアグループ」の中核企業です。1943年に「山形交通株式会社」として交通事業を開始し、公共性と事業性を両立させながら、山形の暮らしに彩りを提供してきました。お客さまの満足と安全・安心を第一に、地域社会に貢献できる強い企業を目指しています。
創業以来、時代の変化に合わせながらさまざまな事業を展開し、進化し続けてきた株式会社ヤマコー。現在、創立80周年を記念して、グループ各社の事業を紹介するデザインをラッピングしたバスとタクシーを走らせています。
今回は、ラッピングバスのデザインを担当した入社1年目の本木寧々さん(東北芸術工科大学卒)に、お話を伺いました。
―デザインのこだわりは
ユトリアグループは、業種も業態も多種多様な10社から構成されています。まずはグループ全体を知ることから始め、グループ各社の担当者と何度も打ち合わせを重ねて、それぞれの会社を象徴する物や、実際に働く人をデザインに取り込みました。ラッピングバスを見た方が、明るい気持ちになってもらえるように意識して配色を決め、笑顔あふれる社員のイラストを描きました。
―入社の決め手は
大学ではグラフィックデザインを学んでいました。入社前、デザインが専門ではない弊社でデザインを担当することに不安がありました。弊社の採用担当者に悩みを相談し、その不安も含めて自分を認めてもらえたことが、会社への信頼感・安心感につながり、入社の決め手になりました。
―実際に入社して働きやすいと思うところは
「若い力を信じてみよう」という姿勢がグループ全体に浸透し、若手社員のアイデアの実現に向けて支援する体制が整っているところです。私自身も、周りに支えてもらいながら、大学で学んだことを生かせています。
また、グループの中にさまざまな業種・業態があるため、出産や育児、介護などでライフスタイルが変わったとしても、家庭の状況に応じた働き方ができるのは、グループ会社の強みだと思います。例えば、現場勤務の方が育児休業を取得し、復帰後は業務内容や通勤時間を考慮の上、グループ会社間で調整して、異動することもできます。
また、さまざまな業種の社員と交流ができるのもグループ会社の強みだと思います。多様な考え方に触れることができるので、自分の視野が広がり成長につながっています。
―今後の目標は
現在は、グループ全体の情報発信などを担当しています。お客さまの利便性の向上を意識しながら、グループ会社の方々と話す毎日が、デザインのアイデアにつながっています。
山形で暮らす人、山形に関わる人に、山形をもっと好きになってもらいたいという気持ちを軸に、よりよいデザインで、山形とユトリアグループの魅力を発信していくことが目標です
問合せ:働きやすさ追求室
【電話】内線411
<この記事についてアンケートにご協力ください。>